留置場に勾留されている女性にわいせつな行為をしたとして、岩手県警奥州警察署の巡査部長の男が23日逮捕されました。取り調べに対し巡査部長は容疑を否認しています。

特別公務員暴行陵虐の疑いで逮捕されたのは、奥州警察署警務課の巡査部長・阿部武蔵容疑者(35)です。県警によりますと阿部容疑者は、奥州警察署にある留置場の看守業務にあたっていた2021年12月、勾留されていた20代の女性にわいせつな行為をした疑いが持たれています。事件から数日後に女性が別の警察官に相談したことから県警が捜査していましたが、容疑が固まったため23日午前、阿部容疑者を逮捕しました。

取り調べに対し阿部容疑者は「やっていない」と容疑を否認しています。被害に遭った女性は阿部容疑者から複数回被害を受けたと訴えていて、県警は引き続き慎重に捜査を進める方針です。

阿部容疑者は2019年に奥州警察署に配属され、2021年4月から看守業務を担当していました。県警は阿部容疑者の普段の勤務態度に問題はなかったとしています。

県警の長谷川信栄警務部長は「県民の信頼を損ねる行為であり、深くお詫び申し上げる。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処するとともに再発防止に努める」と謝罪しました。

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