将棋の第48期女流名人戦5番勝負の第4局は24日、大阪市の関西将棋会館で指され、挑戦者で後手の伊藤沙恵女流三段(28)が114手で里見香奈女流名人(29)を破り、対戦成績3勝1敗で女流名人位を奪取、9度目の挑戦で悲願の初タイトルを手にした。

終局後、伊藤新女流名人は「初タイトル獲得はうれしい。応援してくれた方々に良い結果を報告できて良かった」と話した。

伊藤新女流名人は東京都出身で、屋敷伸之九段(50)門下。2014年に棋士養成機関である奨励会を退会し、女流プロとなった。今シリーズは開幕局を制すると勢いに乗り、難敵を破った。

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