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金魚「らんちゅう」日本一 糸島市の東さん、品評会で快挙 「当歳魚」では九州初

金魚の一種「らんちゅう」の全国品評大会で、糸島市泊の建設業、東秀明さん(49)飼育の雌が「当歳魚」の部で日本一に輝いた。その年に生まれた当歳魚は日々の成長を楽しめる一方で、環境への順応力がまだ弱く、育てるのが難しい。当歳魚での日本一は九州では初の快挙という。

 大会は愛好団体「日本らんちう協会」主催で63回目。名古屋市で今月3日にあり、「弐歳魚」「親魚」部門もあった。東さんは16年前かららんちゅうの飼育を始めた。餌や運動のさせ方など飼育の奥深さに引かれてのめり込んだ。3年前に親魚の部で日本一になり、翌年から本格的に当歳魚に挑戦。全国から集まった約400匹の頂点に立った。

 今回、日本一になった雌は頭部のこぶの形や左右均等の色の出具合などが評価された。経営する会社の敷地に専用の飼育プールを造るほど力を入れている東さん。「卵から繁殖させたらんちゅうが評価されて本当にうれしい。親魚の部まで3年連続の日本一を目指したい」と笑顔を見せた。