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磁気回転効果により磁性体から起電力を取り出す機構を発見――スピンデバイスへの応用に期待 慶大と中国科学院大
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慶應義塾大学は2022年2月21日、同大学と中国科学院大学カブリ理論科学研究所の共同研究チームが、磁気回転効果を用いて磁性体から起電力を取り出す機構を
理論的に発見したと発表した。スピンデバイスへの応用に繋がることが期待される。

力学的な回転運動を電子スピンに変換する磁気回転効果は、物質の磁気の起源がスピンであることを示す重要な効果として知られる。
しかし、その効果は非常に微弱で、物質の磁気制御が求められるスピントロニクスデバイスへの応用は困難とされていた。

しかし、最近の研究において、固体表面を伝搬する音波(表面弾性波)を用いて結晶格子点を10億回/s以上の速度で回転させることで、磁気回転効果を用いたスピンの流れを生み出す方法が実証された。
また、銅と強磁性体の複合材料に白金を接合させることで、磁気回転効果により生み出された交流スピン流を起電力へ変換させることにも成功している。

いかそーす