三重県いなべ市内の山林で、SNSで知り合った男女とともに練炭自殺をはかり、2人を死亡させて自殺をほう助したとして、警察は24日に22歳の男を逮捕しました。

 自殺ほう助の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の松本康志容疑者(22)です。

 警察によりますと、松本容疑者は去年11月29日から30日までの間に、いなべ市北勢町の山林で、SNSで知り合った京都市の会社員男性と神戸市の無職の女性とともに、止めてあったレンタカーの車内で練炭自殺をはかり、男女を一酸化中毒で死亡させて自殺をほう助した疑いが持たれています。

 12月1日に、山林を管理する人が「目張りされた車が止まっていて車内に人がいる」と、現場付近の駐在所を訪れて事件が発覚しました。

 警察が現場に駆け付けたところ、男女はすでに死亡していましたが、松本容疑者は意識があったため救急搬送され、回復を待って2月24日に逮捕されました。

 警察の調べに対し、松本容疑者は「一緒に自殺してくれる2人と練炭自殺を図ったことに間違いない。私だけ生き残った」と容疑を認めています。

 警察では、動機や経緯を詳しく調べています。

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/e4696e12ab855d99f55d88a544ff6e61fe7a12a8&preview=auto