ヘビー級王者タイソン・フューリーが現役引退へ 4月ホワイトとの防衛戦がラストマッチ

 ヘビー級戦線に大きな影響が出そうだ。ボクシングのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(33=英国)が4月23日にディリアン・ホワイト(33=英国)との防衛戦後に現役を引退すると表明した。

 英「BBC」など各メディアによると、1日に記者会見したフューリーは決戦に向けて「これが私のキャリアで最後の戦いになる。この試合後に引退する」と宣言。その上で「私は銀行に1億5000万ポンド(約230億円)を預けている。世界中の物件とスーパーカーを見るために巨大なヨットを購入するつもりだ。ベビーオイルを塗って日焼けする。それが世界チャンピオンの仕事になる」と語ったという。

 フューリーはホワイトとの防衛戦後、ロンドン五輪金メダルのアンソニー・ジョシュア(32=英国)や3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)らとの対戦が期待されていた。

 英紙「サン」は「フューリーが伝説的で議論の余地のないステータスを築くため、ジョシア、ウシクとの対戦に向けた準決勝≠ノなるはずだった。しかしエキセントリックなジプシー・キング(フューリーの異名)はホワイトを倒した後、無敗(32戦31勝1分け)で引退する。世界中の人が対戦を望んでいただろう」と伝えていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c53010ffba5cca83f81dd508c31e267cbe6822a