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4月の電気料金、7社値上げ 8カ月連続
環境エネ・素材
2022年2月25日 17:34


大手電力10社は、燃料価格を電気料金に反映させる燃料費調整制度(燃調)に基づいた4月分の料金を発表した。液化天然ガス(LNG)や石炭など発電用燃料の価格が上昇し、7社が値上げを決めた。北陸電力と関西電力、中国電力は3月分で料金に上乗せできる上限に達していたため値上げできない。7社が一斉に料金の値上げに踏み切るのは8か月連続となる。

4月分の電気料金は、2021年11月〜22年1月に輸入した燃料価格から算出する。標準的な家庭の1カ月当たりの料金は、中部電力が3月比で127円増の8076円、東京電力ホールディングスが115円増の8359円、東北電力が98円増の8431円だった。北陸電と関電、中国電は据え置いた。

大手電力の一部契約では、燃料価格が基準価格より5割高い「上限価格」を超えると、その月は上回った分を電力会社が自己負担しなければならない。さらに値上げをするためには、経済産業省の認可を得る必要がある。

また大手ガス4社も値上げする。東京ガスが3月比で83円増の5694円、大阪ガスが88円増の6410円、東邦ガスが86円増の6859円になる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC256V40V20C22A2000000/