「日露戦争のとき、『日本兵は戦地でもやしを食べていたから勝った』とされるエピソードもあるくらいです」
「え?? 戦地でもやしを???」
「そうです。豆を壺か何かに入れて水をやれば、1週間くらいでもやしは育ちます。戦場で不足しがちなビタミンなどの栄養を、
もやしが補ったと言われているんです。あくまで一説ですけどね」

「おおお……歴史的にも、もやしは栄養源として頼られていたんですね!」

「では、もやしの歴史的エピソードをもうひとつ。昔は、もやしは貴族の食べ物だったと言われます」

「えっ、いまは庶民の味方なのに!?」

「1個の種から1本しかできないと考えると、すごい贅沢な食べ物じゃないですか? たった1食分で、
種を200粒くらい使っちゃってるわけです。もしその1粒をちゃんと育てたらもっと増えるかもしれないのに」
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/oshima03