自民党会派の市議らが政務活動費を「不正受給」…富山市に対し約140万円を返還請求するよう命じる判決
https://www.fnn.jp/articles/-/325399

富山市議会議員が、政務活動費を不正に受給したとして市に返還させるよう求めた住民訴訟で、富山地方裁判所は2日、富山市に対し、およそ140万円を返還請求するよう命じました。

訴えを起こしているのは市民団体「市民が主人公の富山市政をつくる会」のメンバーで、富山市議会の自民党会派の市議4人が政務活動費を不正に受給したとして、あわせて12件、およそ289万円を返還させるよう藤井市長に求めていました。

2日の判決で、富山地方裁判所は、すでに返還が完了している2件のほかに6件の返還を認め、残る4件は証拠不十分などとして棄却しました。
これにより請求額およそ289万円に対し、およそ140万円が返還されることになります。

この判決を受け、市民団体は、一定の主張が認められたとした上で、棄却された4件について控訴するか今後協議するとしています。

一方、富山市側は、判決内容を精査し対応を検討するとしています。