大阪府泉佐野市は4日、ロシアの侵攻を受けているウクライナを支援するため、ふるさと納税制度を活用し、寄付金の受け付けを始めた。寄付金は全額、物資提供などの人道支援を目的に在日ウクライナ大使館を通じて同国に届ける。市によると、ふるさと納税を活用したウクライナ支援は全国初。

市ではこれまで、ふるさと納税を災害被災地支援に活用したことはあるが、戦争・紛争の当事国を対象とするのは初めて。寄付した人への返礼品はない。市の担当者は「ウクライナでは多くの民間人が犠牲になり、国外への退避を余儀なくされている」として、寄付を呼び掛けている。

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