ウメ高値、裏に中国美容ブーム 凶作の国内産補えず
値札の経済学
2022年3月5日 5:00 [有料会員限定]

弁当にあるとほっとする梅干しや、和みを演出する梅酒。そのウメは国内で2019年から2年にわたり凶作が続き、卸値は昨シーズンまで高止まり。輸入で補おうにも中国産は中国国内の消費の盛り上がりで、輸出余力が乏しい。今年の取引は5月から本格化するが、供給不安は根深い。

梅干し製造の老舗、紀州ほそ川(和歌山県みなべ町)の細川達矢社長は「2年連続の凶作は初めて」と、近年の異常事態を語る。日本のウメ生産の7割を...

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC212O00R20C22A2000000/