静岡茶

静岡茶は、日本茶の三大産地のひとつでもある静岡県で栽培されるお茶です。大農園から小規模農家まで生産の規模も幅広く、多種多様な個性が魅力的なお茶でもあります。

その歴史は古く、安倍茶と呼ばれていた静岡茶は、かつて徳川家康が愛飲していたことで知られるほど。
大切なお茶を茶壷に詰めて保管し茶会に利用したことから、静岡茶は三大銘茶として世に広まるようになったと言われています。

静岡茶が育つのは、爽やかな風が吹き抜ける自然豊かな土地。特に、山間地で育つ静岡茶は、ほどよい日照時間と1日の間に生まれる寒暖差により、茶葉に奥深い味わいが生み出されるのが特徴です。

このような山間地には小規模農家が多く、浅蒸し製法で仕上げた山ならではの香りを持つ静岡茶が生産されています。
一方、より深い渋みを感じることができるのが、茶葉を長時間蒸し上げる深蒸し製法で作られた静岡茶です。

三大産地でもある静岡では多くの日本茶が生産されているため、それぞれの土地、それぞれの農園で生まれる味の個性を飲み比べてみるのも楽しいですよ。