英テレビ・スカイニュースは5日、ウクライナの首都キエフ近郊で取材班がロシア軍によるとみられる待ち伏せ攻撃を受け、記者が負傷したと伝えた。「記者だ」と叫んだが、その後も銃撃が続いたという。

 スカイニュースの記事によると、スチュアート・ラムゼイ記者ら5人は2月28日、取材車両でキエフ郊外の街に向かっていた。だがウクライナ当局の検問所でキエフ市内に戻るよう促されて走っていたところ、突然、取材車両に向かって銃撃が始まったという。

 スカイニュースが銃撃の場面として配信した動画では、銃弾が次々と車体に当たり、窓ガラスが割れるなか、ラムゼイ記者らが「ジャーナリストだ!」と大声で叫ぶ様子が映っている。2分以上にわたって銃撃が続く中、5人は身をかがめて車から物陰に移動し、近くの工場に退避。夜になって地元警察に保護された。ラムゼイ記者は腰を撃たれてけがを負い、別の男性は防弾チョッキに2発撃たれたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4833f2f52f682343dd931fff08cdfb5aaef9e0b5