バイデン政権、ウクライナに戦闘機供与を検討…ポーランドからF16を移動か

2022/03/07 06:12

ウクライナ情勢

米国のブリンケン国務長官は6日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するため、バイデン政権がポーランドと協力し、ポーランドの戦闘機をウクライナに供与する方向で検討を進めていると明らかにした。

米メディアによると、米国がポーランドにF16戦闘機を提供し穴埋めする案が浮上しているという。

 ウクライナはロシアの侵攻に歯止めをかけるため、北大西洋条約機構(NATO)に対しウクライナ上空に戦闘機が入らないようにするための飛行禁止区域を設定するよう求めている。

しかしNATOはこれに応じない立場だ。このためウクライナは戦闘機の供与を求めている。

 ブリンケン氏は訪問先のモルドバでの記者会見で、「我々はウクライナ政府の最新の要望を踏まえ、どのように応えられるかを同盟国と検討している」と述べた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、ポーランドはロシア製の戦闘機を所有しており、ウクライナ空軍のパイロットでも操縦が可能だ。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220306-OYT1T50290/