米国内ではバイデン大統領の支持率が急上昇中だ。NBC調査によれば、2月の34%から52%に上がっている。不支持率は50%から44%に低下した。
とはいえ、対ロシアの政策対応に決定打を欠く状況では、バイデン氏も素直には喜べまい。これは、市場も認識を共有するところで、マネーの安全資産への逃避が更に加速している。
4日には雇用統計が発表され好調な数字が並び、利上げ論には追い風となったが、市場はほぼ完全に無視した。
米債券市場では、安全資産として米国債が買われた結果、10年債利回りは1.7%台まで下落している。
外為市場では、欧米市場で円より安全通貨と見なされている米ドルが買われ、ドルインデックスが急騰。98の大台を突破している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB071860X00C22A3000000/