九尾伝説の「殺生石」割れる 「一大事」「何かのたたりか」話題沸騰
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ376T11Q37UUHB00P.html
妖怪「九尾(きゅうび)の狐(きつね)」の伝説が言い伝えられる栃木県那須町の国指定名勝史跡「殺生石(せっしょうせき)」が二つに割れた。石に姿を変えた九尾の悪行が封じられ、その石が那須から全国に散ったとされる伝説から630年余。災難の前触れか、吉兆か。珍事が起きた石を、地元の人たちも観光客も興味津々に見つめている。

那須湯本温泉近くの殺生石が割れたという情報は5日夕、現地を訪れた観光客のツイッターがきっかけで広がった。「見てはいけないものを見てしまった気がします」。つぶやきは一気に拡散し、町役場は情報収集に追われた。

 7日、硫黄の臭いが漂う殺生石の周辺には、那須や宇都宮の県内ナンバーの車が十数台。「きょうは多い。一大事だ」と地元の人が声をかけてきた。