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 ▽「〜のパラレル西遊記」(1988年公開)
…便利なはずのドラえもんの道具が、人類の敵・妖怪を生み出してしまう。「公害」を描いた。
 本作の製作時、藤子・F・不二雄が体調不良で入院していたため、
存命時のドラえもん映画作品の中では唯一、原作漫画の大長編ドラえもんが描かれていない。
 ▽「のび太の日本誕生」(1989年3月11日公開、1988年10月〜1989年3月号)…今で言う「歴史修正主義の危険性」を描いた
 ドラえもん「時の流れをさかのぼり、歴史をかってにつくりかえようとする、時間犯罪者だ!」
 連載開始の前年、1987年9月、昭和天皇は宮内庁病院に入院し、腸の手術を受ける。初めてメスが入った。
さらに連載開始の1ヵ月前、1988年9月19日、大量吐血し再入院。病状悪化「ご重体」報道で自粛ムードに。
「昭和の終焉」を誰もが確信した。1989年1月8日から「平成元年」が始まる。