スルガ銀行は8日、家電量販店大手ノジマとの資本・業務提携を解消すると発表した。
ノジマが保有するスルガ銀の全株式を9日付で自己株取得する。
取得額は約174億円の予定。

 スルガ銀は投資用不動産向けの融資を巡る不正が発覚した後、経営再建の過程で2019年5月にノジマと提携した。ノジマがスルガ銀株の約18・5%を取得して筆頭株主となり、野島広司社長がスルガ銀の副会長に就いたが、経営方針や人事を巡って対立。
ノジマは21年5月にスルガ銀に提携解消を申し入れ、野島氏も副会長を辞任していた。

 スルガ銀は「今後も他業種との連携は検討していく」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220308-OYT1T50182/