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●「わからなくさせるだけで十分」
過去の動画や画像を、あたかも今起きたことのように流用する手法は、最も一般的な「フェイク動画・画像」の手口だ。

国際連携組織「インターナショナル・ファクトチェッキング・ネットワーク(IFCN)」が「#ウクライナファクツ」というサイトにまとめている各国のファクトチェックメディアの検証記事を見ても、多くがこの「流用型」だ。

※参照:ウクライナ侵攻で氾濫する「フェイク動画・画像」の3つのパターンとは?(03/04/2022 新聞紙学的)

それを逆手に取った自作自演が「偽ファクトチェック」だ。

「プロパブリカ」の記事の中で、共同調査を行ったクレムソン大学准教授のパトリック・ウォレン氏は、この「偽ファクトチェック」の狙いは、「疑いを埋め込むこと」だとして、こう述べている。