
「奨学金600万円」借りた女性が苛立つ「ある一言」
https://toyokeizai.net/articles/-/536696?display=b
今回、話を聞くのは松村静香さん(26歳)。看護師として働く女性だ。
「ショックを受けた」と語る「奨学金を借りていない人たち」による言葉があったという。
例えば現在交際中の恋人との間にこんなやり取りがあったという。
「彼にとって奨学金は『多額の借金を背負っている』という認識のようで、『できるだけはやく返したほうがいいんじゃない?』って軽く言われるんです。
『あなたに返してもらうなんて思っていないのに』という感じ。
借りてない人からすると奨学金は借金なのかもしれないけど、でも当事者からすると『お金を借りたのは事実だけど、ギャンブルとかでできた借金ではない。
連帯保証人もいるけど、親族に迷惑をかけるつもりもないし』という考え方なんですよ」
借金は借金かもしれないが、世間一般で言われるような借金とは違う。
なお、このようなギャップは周囲でもあるという。
「知り合いに医師と看護師のカップルがいて、女性のほうは奨学金を返済しているんです。
あるとき男性から『奨学金を返し終わってからじゃないと結婚はしたくない』『借金がある状態のまま結婚するのは嫌だ』と言われたらしく……。
それを聞いたとき、他人事には思えずに悲しくなってしまいました。やっぱり借金と思われるのか、って。
でも実際問題、看護師で奨学金を借りてる人って少なくないと思うんです。
私の学年はほとんど奨学金を借りている人ばかりでしたから」
重要なのは「糧にしていく」ことではないか
実際、人生において何が「いい決断」なのかは、そのときにはわからないものだし、われわれには「過去にした決断を、いい決断にしていく」ことしかできない。
奨学金を借りていない人は、頭に入れておいたほうがいいだろう。