ロシア、徴集兵が軍事作戦参加と認める 一部はウクライナの捕虜に

[9日 ロイター]
ロシア国防省は9日、一部の徴集兵がウクライナでの軍事作戦に参加していたことを認めた。
プーチン大統領は複数の場でこれを否定していた。

国防省は、物資供給部隊に参加していた徴集兵の一部がウクライナ軍の捕虜になったことも明らかにした。

ロシア通信(RIA)がペスコフ大統領報道官の話として伝えたところによると、
プーチン大統領は徴集兵の除外を命じた自身の指示に背いた当局者を調査し、
処罰するよう軍検察に命じたという。

ロシア軍兵士の母親らでつくる幾つかの団体は、軍事作戦開始に当たり複数の徴集兵との連絡が途絶えたとし、
十分な訓練を受けずに戦闘に送られたのではないかと懸念を示していた。

大統領府や軍当局者はこれまで徴集兵の参加を否定してきたが、
国防省は9日に「ウクライナで特別軍事作戦に参加している部隊に徴集兵がいる事実が複数判明した。
これらの兵士は、ほぼ全てロシアに引き揚げた」と説明し、今後はこうした事態を防ぐと強調した。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-conscripts-idJPKBN2L62SA