小児病院空爆、少女含め3人死亡 ロシア側は「過激派の基地」と主張
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【AFP=時事】ウクライナ南東部のドネツク(Donetsk)州マリウポリ(Mariupol)の小児科・産婦人科の病院に対する9日のロシア軍による空爆で、地元当局者は10日、少女1人を含め3人が死亡したと明らかにした。

 市当局は「ロシア軍はマリウポリ市民を意図的かつ無慈悲に攻撃している」と批判した。9日間に及ぶロシア軍の包囲で市内に居住していた1200人が死亡したという。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、同病院がロシア軍に空爆されたことは「戦争犯罪」だと非難した。

 一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は10日、ウクライナとの停戦協議のため訪問したトルコで、同病院は「以前からアゾフ大隊(Azov Battalion)などの過激派によって占拠されていた。これらの集団が妊婦や看護師、職員を追い出した。超過激派のアゾフ大隊の基地だった」と主張した。