冬戦争に苦戦してスターリンから叱責された当時の国防大臣はあんたが大粛清で将校殺したからだろ!って正論をぶちかました

クリメント・ヴォロシーロフ

この責任を取る形で40年3月、国防人民委員を解任された。この頃、夕食会の席上でスターリンから失策を痛罵され、思わず「(苦戦の原因は)あなたの粛清だ! 多数の優秀な将校がいなくなったからだ!」と激しく反駁したという逸話が残っている(これは衆人環視のなかで彼が怒りを爆発させたほとんど唯一の事例であり、かつ独裁体制を樹立したあとでスターリンに直言したものが政治的に生き残った数少ない例のひとつでもある)[5]