防衛省統合幕僚監部は11日、ロシア海軍の艦艇10隻が10日夜から11日にかけて、津軽海峡を太平洋側から西に進み、日本海に移動したのを確認したと発表した。いずれも2月に日本海やオホーツク海南部で大規模演習に参加していた24隻に含まれるという。ロシアの活動が日本周辺で活発になっているとみて警戒を強めている。

 岸信夫防衛相は11日の閣議後記者会見で、今回の艦艇の動向について外交ルートを通じ、意図を確認する「関心表明」をしたと明らかにし「活動の活発化は懸念すべきだ。緊張感を持って情報収集、警戒監視をする」と述べた。
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