ウクライナ北東部スムイ出身のダリア・モルチャンさん(24)は、ロシアがウクライナ侵攻を始めた2月24日、
1時間離れたロシアに住む母親に電話をかけたが、母親はダリアさんの言うことを信じなかったという。  

ダリアさんはウクライナからロシアに引っ越した母親について、ロシアのテレビで見ている内容に「洗脳されている」と語った。  

ダリアさんは11日、スムイから3日間かけてポーランドのプシェミシルに到着した後、涙ながらに話した。
何千人もの人々がスムイから避難しようとしている、彼らを乗せるバスが足りないと述べた。  

ダリアさん「(私の母親は)ロシアに住んでいる。私の市から1時間ほど離れた場所。
侵攻が始まった時に電話をして『お母さん、ロシアがウクライナを攻撃した』と言ったら、
彼女は「違う、そんなことはない。あなたの軍が戦争を起こしている、私たちの(軍)じゃない』と言った。
今起きていることは大変なことで、戦争が起きているのに、彼女は今でもわたしの言うことを信じていない。

私が自分の都市(スムイ)を離れたとき、何千もの人がいた。バスの数が足りなくて、彼らは外にいて、避難できないでいた。
気温はマイナス12度なのに、寒い中、一日中立っている。子どもを連れていた」

https://news.yahoo.co.jp/articles/228f2fc8f93a06cc17af730c04b5355aacf42539