https://news.yahoo.co.jp/articles/baf48b845df44065a7f190b05ef43b7ca24b39bf

障害者向け短期入所施設「ショートステイくじら」開所へ 伊勢、在宅介護を支援 三重

障害者向けの短期入所施設「ショートステイくじら」が、三重県伊勢市黒瀬町に開所する。ICTや最新の介護機器を取り入れた施設で、在宅介護を支援する。

 市社会福祉協議会が運営する通所施設「市重度身体障害者デイサービスセンターくじら」の2階に新設。一昨年まで、児童発達支援センターがあったフロアを全面改装した。

 新施設は、和室と洋室の全6部屋。就寝中の呼吸や心拍を寝具下のセンサーで計測して利用者の体調を確認できるシステムや、イスに座った姿勢で全身を洗うシャワー入浴装置、電動の介護ベットなどを設備し、利用者一人一人に合わせたサポートをする。

 利用は、18歳以上で市内在住の身体、精神、知的障害がある人が対象。午後3時45分から翌日午前8時半まで過ごす。今月から限定的に利用者の受け入れを始め、4月に本格開所する。

 これまで市内には、障害者のショートステイ施設は1カ所しかなく、新たな施設を望む声は多かったという。中ア豊センター長(44)は「施設が2カ所になり、選択肢が増える。自宅で過ごすような家庭的な雰囲気を大切にし、安心して利用してもらえる施設にしたい」と話した。