
新型コロナウイルスへの感染を避けようと、ヨード入りのうがい薬を毎日使い続けたら、体に異変が出た人がいる。
同様の事例はほかにもあり、学会も注意を呼びかけている。製造販売元は「体に異変を感じたら医療関係者に早めに相談してほしい」としている。
神奈川県相模原市の野口順子さん(70)がヨードを含むうがい薬「イソジン」を使い始めたのは、コロナが騒がれ始めた2020年の初めごろだ。
一人暮らしで、弟夫妻も離れた場所に住んでいる。コロナには絶対にかかりたくなかった。
小学校2年生でジフテリアにかかって入院したときのことを思い出した。消毒のために、茶色い薬をのどの奥に塗られた。
お店やテレビCMで見るイソジンは、あのときの薬と同じ色だ。
「イソジンでも消毒できるんだな」と思った。
買ってきて、毎日使うようになった。朝起きた直後と、3食の後、寝る直前の1日5回。付属品の小さなコップに3、4滴たらし、水で薄めてうがいした。
夏ごろには、大阪府の吉村洋文知事がヨード入りのうがい薬を使うよう呼びかけているのをテレビで見た。うがいをした人ではコロナの検査で陽性になる割合が減ったと、知事は主張していた。
「やっぱりそうか」
効果を確信した。ドラッグストアではうがい薬が品薄になったが、その前からまとめ買いしていたので安心だった。
異変を感じ始めたのは、21…
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https://www.asahi.com/articles/ASQ3156LTQ2SULEI002.html?ref=tw_asahi