中国では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、3700万人がロックダウン(都市封鎖)下にある。

15日現在、首都北京をはじめ、上海や深センなどの大都市を含む全国21の省区で感染者が報告されている。

2月に数十人だった1日の新規感染者数は15日には5100人以上に急増している。
今月初めに山東省、広東省、吉林省などいくつかの省で患者が増え始め、15日の新規感染者の4000人超は吉林省で報告された。

現在、5都市がさまざまなレベルで封鎖されている。長春、吉林市、深セン、東莞の住民は、
エッセンシャルワーカーと緊急サービスを除き、地域を離れることを禁止されている。

各家庭では1人のみが2、3日に1回食料品の買い出しに行くことが許されている。
また、廊坊市はさらに一歩進んで、緊急の理由を除き全住民の外出を禁止している。

一部の都市は公共交通機関と屋内の食事提供を停止し、学校を閉鎖した。
また、全住民を対象に複数回の集団検査を行っていて、吉林市は15日に9回目の検査を開始した。

吉林省も移動制限を導入し、住民の省外への移動や省内の都市間の移動を禁止している。

しかし、こうしたロックダウンは物流面で大きな問題を生み出していて、
国営・中国中央テレビ(CCTV)によると、同省の医療品の在庫は数日分しか残されていないという。
https://www.cnn.co.jp/world/35184965.html

吉林省の省都・長春市の往来のない通りを歩く男性
https://www.cnn.co.jp/storage/2022/03/16/d66c012fbf7a3e8228840500ffae0a0d/t/768/432/d/220315024208-china-lockdown-03142022-restricted-dupe-super-169.jpg