ウクライナ難民、隣国以外の「コロナ規制」に困惑
https://forbesjapan.com/articles/detail/46481

「ロシア製」ワクチンで混乱

ロシアの攻撃が開始される前から、ウクライナの保険当局は接種率を引き上げることに苦労していた。
原因は主に、“忌避派”が多いことだ。米ニュースメディア、コーダストーリーによると、
ウクライナ国内のワクチンを巡る分断は、ロシアのプロパガンダによってあおられていたという。

ロシア政府は昨年、自国で開発したワクチン「スプートニクV」の接種プログラムをウクライナ東部のドンバス地方で開始。
だが、ウクライナ当局は欧州から供給を受けたワクチンの接種を呼び掛けた。

その後、ウクライナ政府は(欧州での承認を受けていなかった)ロシア製ワクチンの接種を禁止。
この対応についてロシアの政府系メディアは、「ウクライナ政府は自国民を、政治的目的のために“大量虐殺している”」と非難していた。