多くのナイジェリア人は、魔法のお守りで人間を猫に変身させたり、素肌を鋭い刃物に耐えられるようにしたり、鍋からお金を出させられるようにできると信じています。

こういった魔術を信じているのは教育を受けていない社会層のみでなく、ナイジェリアの学術界の最高レベルにも信奉者はいます。

イバダン大学のアフリカ先住民宗教の上級講師であるオラリー・カヨデ博士は、人体の一部とお守りを混ぜ合わせることで壺からお金が湧き出る魔術は本当に効くとBBCに言いました。

同氏がBBCに伝えたところでは、壺から出てくるとされるナイラ紙幣は「既存の銀行からの精霊が取ってくる」ということです。

そういった迷信、特に人体の一部とお守りで鍋からお金を生み出せるというものは、ナイジェリアでは近時恐ろしい殺人の波を引き起こしており、特に独身女性が多く犠牲となっています。