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準Vナダル「呼吸に問題あった」、前日の準決勝で左の胸部付近を負傷＜男子テニス＞

男子テニスのBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）は20日、シングルス決勝が行われ、
第4シードのR・ナダル（スペイン）は第20シードのT・フリッツ（アメリカ）に3-6， 6-7 (5-7)のストレートで敗れ、N・ジョコビッチ（セルビア）と並ぶATPマスターズ1000シリーズ史上最多タイの通算37勝とはならなかった。
試合後、前日に負傷していたナダルは「呼吸に問題があった」と述べた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナダルのコメントを掲載。前日に行われた準決勝のC・アルカラス（スペイン）戦で左の胸部〜肩付近を痛めてメディカルタイムアウトを取っていたがそれが影響したことを明かした。

「正直、痛かった。肋骨に何かあるのか、まだ分からない。呼吸するときも動くときも、ずっと針が刺さっているような感じなんだ。痛くてちょっとめまいがする。痛みだけでなく呼吸にも影響するから、あまり気分が良くない」

「僕はベストを尽くした。もちろん、今日は僕の日ではなかった。でも、そういうこともある。僕はこのような（怪我をしている）状況での試合を経験してきた。だから、このような試合を戦うのは大変なことだと分かっていた。僕は最後まで頑張った。それだけだよ」

「第2セットではチャンスはあったけど、あまり多くのチャンスを生かせなかった。それだけなんだ。多くのことができなかったので、個人的には分析するのが難しい試合だと思う。
今日、僕が普通のことができなかったのは明らかだとしても...それはそれとして。決勝なんだから、努力はした。偉大な相手に負けたんだ」

また、優勝したフリッツは、2年9ヶ月ぶりのツアー2勝目をATPマスターズ1000で飾った。2001年大会を制したA・アガシ（アメリカ）以来、21年ぶりの地元アメリカ勢による優勝を実現した同選手についてナダルは次のようにコメントした。

「今日のような（彼の）勝利は助けになる。彼はいいプレーをしていたよ。この1週間、特に昨日は素晴らしい試合をしてきたと思う。
僕の意見では、昨日の勝利は今日の勝利よりずっと大きいと思うんだ。彼が成長していることは明らかだよ。この勝利は、彼にとって素晴らしいシーズンのスタートとなった」