「いい人がいたら結婚」に変化?婚姻数は過去最低も婚活意欲は増加、変わる婚活事情

(中略)

一方、私が経営する「よすが結婚相談所」では、コロナ前に多くいた「いい人がいたら結婚したいけど、別に焦ってはいない」という方が減り、逆に「コロナで寂しさを感じることが増えた。早く結婚したい」という方が明らかに増えました。実際に結婚相談所への登録者数も増えており、婚姻数の減少に対して結婚したい気持ちが強い人が増えている印象です。

(中略)

もちろん婚姻数が減っている事実に変わりは無いのですが、そもそも日本全体で婚姻年齢の方の数が減っています。2022年時点で20〜40歳の方々が生まれた1981〜1995年の出生数の前年比は相乗平均98.1%で推移しています。それだけ継続的に出生数が減っていることを鑑みれば、2012〜2018年の婚姻数の対前年比が97〜98%だったのは、むしろその期間の婚姻数は持ち堪えていたという見方すらできるかもしれません。

あくまで私個人の見解ですが、2020〜21年の婚姻数減少は長期トレンドによる既定路線であり、コロナが理由になるものは一部ではないかと考えています。2019年の令和婚による増加が大きかったため、続く2020年の大幅減少がコロナだけのせいに見えてしまったのだと思います。またこれがコロナのせいだけではない長期トレンドである以上、この減少傾向は仮に2022年に世界がコロナから完全復活したとしても、変わらずに続くことになるでしょう。コロナが落ち着いたからといって、コロナ以前の婚姻数に戻ることはありません。

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