2016年(平成28年)3月24日は、プレイステーション4およびXbox Oneで『DARK SOULS III(ダークソウル3)』が発売された日。

 『ダークソウル3』はフロム・ソフトウェアから発売されたアクションRPGで、いわゆる“死にゲー”の世界的流行を巻き起こした『Demon's Souls(デモンズソウル)』の系譜に連なる『ダークソウル』シリーズの3作目。
シリーズの大きな区切りを迎え、現状本作が完結作と言われている。
2021年6月の時点でシリーズ累計販売本数が3100万本を突破した。

 つねに死と隣り合わせの緊張感や高い難度がもたらす達成感など、シリーズ特有の魅力は本作でも健在。
全体的に動作のスピードが上昇して、よりエキサイティングなバトルが体験できるようになっている。

 新しいシステムとして“戦技”と呼ばれる武器固有のアクションが追加。
これは“FP”と呼ばれるポイントを消費してくり出す特殊技で、攻撃技だけでなく攻撃力アップなどの効果を得ることもできた。
武器を両手持ちして発動するため、盾でガードできなくなるなどのデメリットも生じるが、いままでになかった駆け引きや戦術が生まれ、戦いのおもしろさがより洗練されていったのがありがたい。

 あまり詳細に語られないストーリーも魅力のうちで、独特な語り口のフレーバーテキストも人気の要素だ。
ネット上では物語の考察も盛んで、それらを読んでみるのもシリーズのお楽しみと言えるだろう。
本作では、初代『ダークソウル』と関わり深い人物やエリアも登場するため、初めて遭遇・到達したときはシリーズファン的にかなり衝撃だったはず。

 とくにアノール・ロンドは初代では中盤の山場。
美しい景色も印象的だったが、ふたりの強敵に何度も倒された苦い思い出としても鮮烈な記憶が残っているのではなかろうか。
筆者も探索するうち、確かこの奥に巨人の鍛冶屋が……なんてどんどん記憶が呼び起こされてショックを受けたことを覚えている。

https://s.famitsu.com/news/202203/24255404.html
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