>>568
アゼルバイジャンとアルメニアはナゴルノ・カラバフという場所をめぐる領土問題があり、
この場所を90年代の途中からアルメニアが実効支配していたが、アゼルバイジャンはここを取り返そうという野心を常々もっていた。
そして準備をして時機をうかがう中、ちょうどコロナによって各国があまり動けない状況になったので、
「これはチャンスだ!」としかけ、アルメニアと戦い、おしている段階でロシアが間に入って一応停戦して外交交渉を待つ段階が続いていた。
それでも今まで小競り合いが起きていたが、ロシアが対ウクライナに兵力をさいたので、「お、これいけるんじゃね?」と停戦を破って動き出した。
そこで今ロシアがアゼルバイジャンお前何しとんねんとなってる。
アゼルバイジャンは対アルメニアの都合でロシアとはそこそこ仲がいい。
ロシアはアゼルバイジャン、アルメニア、グルジアの南カフカス三国が戦争になると
自国の隣に火種ができるのでやらせたくないが、逆にアメリカがここに来ると困るので
親米政権ができたら紛争を煽ってつぶすというバランスオブパワーの維持の方針をとっている。
今はアルメニアは親露、グルジアが反露、アゼルバイジャンがそこそこ親露だったが、
今回の動きでロシアとアゼルバイジャンの関係が悪化する可能性もなくはない。