岸田文雄首相は、堀内詔子ワクチン担当相を3月末で退任させる方向で調整に入った。堀内氏が兼務する五輪担当相の設置期限を迎え、閣僚数が1人減ることに伴う措置。ワクチン担当相は後藤茂之厚生労働相や松野博一官房長官などに兼務させる案が挙がっている。
 政府関係者が24日、明らかにした。内閣法は閣僚数を17人以内と定めているが、2012年に復興相、15年に五輪相、20年から万博相が期間限定で設置され、現在は20人となっている。
 堀内氏は岸田派の衆院当選4回で、昨年10月に若手・女性からの抜てき人事として初入閣した。新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を推進してきたが、国会答弁を不安視する声もあった。 
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