(台北中央社)衛生福利部(保健省)の専門家会議は24日、新型コロナウイルスワクチンの接種について、5〜11歳の子供への接種と12〜17歳までの青少年への3回目接種ともに見合わせると決めた。
中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官が会議後に記者会見を開き発表した。

5〜11歳の接種については、資料が不十分であることを見合わせの理由に挙げた。
12〜17歳の3回目接種見合わせに関しては、現在18歳以上の3回目接種の間隔を「2回目接種から12週」に短縮していることに触れ、青少年の接種間隔を短縮した場合、心筋炎のリスクなどが高まる恐れがあるためだと説明した。

会議では、12〜17歳への接種に米モデルナ製を使用することを了承した。これまでは米ファイザー・独ビオンテック製しか認めていなかった。
1回目と2回目で異なるワクチンを接種する「交互接種」も可能になる。指揮センターの統計によると、12〜17歳で2回接種を完了した人の割合は21日現在で80.9%となっている。

また、台湾が購入した米ノババックス製ワクチンについて、すでに国内で接種しているワクチンと同様、18歳以上への1〜3回目接種に使用し、
1回目と2回目の間隔は28日、2回目から3回目の間隔は12週空けることとすると発表した。到着日は未定だとしている。200万回分余りが到着する予定。

衛生福利部食品薬物管理署の呉秀梅署長は同日、報道陣の電話取材に対し、ノババックス社からすでに緊急使用許可(EUA)の申請があったと明らかにした。資料がそろい次第、早急に審査すると説明した。
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202203250003