25歳・年収1100万円の“転売屋”が語る苦労話「労働時間はチェーンの居酒屋よりブラック」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170825-01382566-sspa-soci


ゲーム機に限らず、apple製のイヤホンである「airpods」やプラモデルの「ガンダムメタルビルドシリーズ」もまた、
過去に同様の状況だった。このような人気商品は、なぜその商品を欲する人すべてに行き渡らないのか。
まず考えられるのは、商品の需要を見誤ったり、生産に時間がかかるものであったりなどの理由で、
需要に対して供給が不足していることだ。しかし、その他にも品薄の原因を生み出しているものがある。

それが、いわゆる「転売屋」と呼ばれる人たちだ。
彼らは品薄の商品を買い占め、オークションサイトやフリマアプリでそれを売りさばき、利益をあげている。
おそらく、世間的な転売のイメージは「商品を買い占めてそれを売り、仕事もせずにラクに暮らしている人たち」かもしれない。
だが、転売屋には転売屋の苦労がある。本記事では、2年前に勤めていた会社を辞め、
現在は人気商品の転売のみで生計を立てている、
プロ転売屋の酒井佑一郎氏(25歳・仮名・転売の年収1100万円)に知られざる転売屋の苦難を語ってもらった。


上述したように、転売は時間との戦いだ。朝から一歩もその場から動けなくなることは珍しくない。
「朝は先着販売の店舗に並んでいることが多いです。商品が1個しか入荷しない店舗に1番乗りしたときは毎回冷や汗をかきますね。
だって、一度列を離れたらアウトなわけですから。
ほかに人がいれば『ちょっとコンビニ行ってくるんで、見といてください』とか頼めますけど、
自分しか並びがいない状況だとそうもいかない」

さらに、酒井氏から転売屋特有の仰天エピソードが飛び出した。
「午前9時開店の店に始発で並んだとき、開店まであと2時間ってところで猛烈に腹が痛くなって。
だけどここで列を離れたら買えない。なんとかお腹を我慢してたんですが、あと30分ってところで限界に達して、
漏らしてしまいました。後ろに並んでる子供が『あのおじさんウンコ漏らしたー!』って大きい声で叫ぶんですよ。もう最悪です」