ここ数年のイワシの漂着は怪現象でも何でもない極普通に起こる自然現象。
日本では数年前からイワシの水揚げ量が徐々に増加している。それと同時にさんまの水揚げ量が
急激に減少している。日本近海ではほぼ30年周期で、イワシ・アジサバ類・サンマの順で
漁獲量に大きな変動が起きる。この理由は定かではないが過去の記録からも極普通の現象が起きて
いるだけのようだ。特にイワシは温度変化に弱く泳ぎも遅い。黒潮に乗って来たイワシが突然
親潮に出会うと泳いで逃げ切れなくなって海岸に打ち上げられるのだそう。アジやサバ、
サンマは潮の流れより速く泳げるので潮目から逃げ切るそうだ。この先しばらくはイワシの
豊漁が続く時期に入ったのも事実のようだ。怪奇現象で無いことだけは間違いないので伝えておく。