NTTドコモが6Gで打ち出した「人間拡張」、社会に受け入れられる条件とは

NTTドコモは2022年1月17日より実施していた「docomo Open House'22」で、5G(第5世代移動通信システム)の次の世代となる通信規格「6G(第6世代移動通信システム)」に提供する新たな価値として「人間拡張」を打ち出した。
6Gの高い性能を生かして人間をネットワークに接続し、その感覚を拡張するというものだが、その実現には社会受容という大きなハードルが待ち構えている。

6Gの具体的なユースケースとして、今回のイベントでNTTドコモが力を入れていたのが「人間拡張」である。人間拡張とはテクノロジーの力によって人間の身体や感覚などを拡張する技術であり、XRやロボット関連の分野などでは注目を集めているものでもある。
6Gでは5Gより一層の高速大容量通信、そして低遅延の実現が見込まれており、ネットワークの通信速度が人間の神経の反応速度を超えることになるという。
そこで人間をネットワークに何らかの形で直接接続し、コンピューティングパワーを活用することで人間の能力を拡張することを、NTTドコモでは目指しているのだそうだ。

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