ロシアとウクライナ 停戦交渉終了 代表団”一定の進展あった”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220329/k10013558341000.html
ウクライナで激しい戦闘が続く中、トルコのイスタンブールでロシアとウクライナによる対面形式の停戦交渉が日本時間の今夜行われ、
双方の代表団は一定の進展があったという認識を示しました。
ウクライナに軍事侵攻しているロシア軍は、29日も東部の要衝マリウポリの完全掌握を目指すなど攻勢を強めています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、首都キエフの北西に隣接するイルピンについて、
「私たちの軍は、キエフ周辺で前進していて、イルピンはロシア軍から解放された」とするなどウクライナ軍も反撃を続けています。
ロシアとウクライナが戦況の優位性を強調する中、双方の代表団による対面形式の停戦交渉がトルコのイスタンブールで、
日本時間の29日夕方から始まり、およそ3時間半にわたる協議が行われたあと、終了しました。
交渉を終えたロシア代表団のトップを務めるメジンスキー大統領補佐官は
「会談は建設的だった」としたうえで「軍事面と政治面で歩み寄った」と述べました。
またメジンスキー補佐官は「外相どうしの条約の仮調印と同時に首脳会談を行うことが可能だという解決策を提案した」と述べ、
首脳会談の可能性についても言及しました。
一方、メジンスキー補佐官と並んで会見を行ったロシア国防省のフォミン次官は
「首都キエフ周辺と北部のチェルニヒウでの軍事作戦を大幅に縮小することを決めた」と述べました。
