30日午後6時半ごろ、東京都千代田区の外務省に乗用車が突っ込み、正面玄関の柱に衝突した。
車を運転していた男は同省の警備員に取り押さえられた。
男は特定の団体を挙げ「私は狙われていると感じている」などと叫んでいた。

車は黒いミニバン。車が突入した際に「ガシャーン」という音を立て、車体の前部が大きく破損した。
さすまたを持った警備員が「出てこい」と指示すると、車外に出てきたことから男の身柄を押さえた。
男は「刃物は持っていない。何も持っていない」などと語った。

事件当時、正面玄関には警備員1人が立っていたが、出入りする職員らはいなかった。
近くには林芳正外相の車が待機していたが、被害はなかった。
外務省は一時、正面玄関と東玄関からの出入りを規制した。

https://www.sankei.com/article/20220330-GVSD54DANZL3REZQKZIWBPSGOY/