筆者はロシア軍によるウクライナ侵攻はあり得ないと考え、そのように主張してきました。
ロシア軍がウクライナに侵攻する意味も意義も大義もないからです。  

しかし、2月22日の朝目覚めたら、世界は一変していました。

当時、一部の軍事評論家は「ロシア軍がベラルーシ側から侵攻すれば、首都キエフはあっと言う間に陥落します」とテレビで解説していました。  

米WP(ワシントン・ポスト)紙は情報筋の話として、「ロシア軍が軍事侵攻すれば、キエフは2日間で陥落する」などと報じていました。  

ところが、ロシア軍のウクライナ全面侵攻開始から既に1か月以上経過した現在、戦線は膠着状態となり、
その後の戦闘は誰も予想だにしなかった・できなかった展開になりました。  

プーチン大統領はなぜ不合理・不条理なウクライナ全面侵攻に踏み切ったのでしょうか?   

本件に関し最近、プーチン大統領は人が変わったとか発狂したのではないかとの憶測も流れるようになりました。  

しかし筆者は、生来備えていた負の側面が、一番悪い形で一番悪い時期に火山のごとく噴出したものと考えます。  

すなわち、同じプーチン・コインの表裏が入れ替わった姿が今回のウクライナ軍事侵攻と考えております。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4be1bb7a4a7a471da42882e97a869b00b548cff