【速報】日本、石油備蓄1500万バレル追加放出へ IEAと協調:日本経済新聞
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政府は7日、石油備蓄1500万バレルを追加で協調放出する方向で調整に入った。国際エネルギー機関(IEA)は米国を除く加盟国による計6000万バレルの追加放出を決めており、日本は4分の1を担う。ロシアによるウクライナ侵攻に伴い石油の供給量が減って逼迫する事態を避け、価格の安定につなげる。

1500万バレルは日本の国内需要の7〜8日分に相当する。国家備蓄と石油元売り会社に義務付けている民間備蓄から放出する。

米国は計1億8000万バレルの放出を表明している。放出量は合計で2億4000万バレルになる。

加盟国は3月から1カ月程度かけて計約6270万バレルの協調放出を進めており、日本は750万バレルを担っている。今回の放出はこれに続くものとなる。

国内には22年1月末で国家備蓄146日分、民間備蓄87日分、産油国共同備蓄3日分の計236日分がある。