ジェンダーフリーの副産物!? 「農夫の昼食」は性差別??
■イングランド伝統の昼食「プラウマンズ・ランチ」を「プラウパーソンズ・ランチ」に改名したパブが「馬鹿げている」とやり玉に上がっている。
「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
プラウ(plough)とは「鋤(すき)」のこと。プラウマンズ・ランチとはイングランド南部で古くから農夫たちによって食べられていた昼食がモデルとなっており、
現在でも多くのパブで提供されている。今ではハムやりんご、野菜サラダなどと共に提供されることが多いが、
オリジナルはパンと脂肪が抜けた安チーズに、調味料兼ビタミンC源として玉ねぎが添えられた粗末なものだった。
そのプラウマンズ・ランチの本場とも言えるイングランド南部デボン県ベルストンにあるパブ、「ザ・トーズ( Tors)」が、
昼食メニューにあった「プラウマンズ・ランチ」を「プラウパーソンズ・ランチ」に改名。
内容は今流行りのサワードウ・ブレッドにチーズ、ハム、ピクルドオニオンとチャツネのセットでお値段は12.50ポンド=写真。
ジェンダーニュートラル(性的中立)に配慮した改名だったが、
SNS上はたちまち「ナンセンス」「狂気の沙汰」「古き良き英国文化への冒涜」といった反対の声で溢れた。
パブのオーナーは「この地方では古くから女性も畑を耕します。
なのでちょっとした冗談( tongue in cheek)のつもりだったんだけど反応が大きくなっちゃってビックリ」と驚いている様子。
まあ、目くじら立てるような話でもなし。今後ウルトラマンはウルトラパーソンで。アンパンマンは…どうしましょ。
https://www.japanjournals.com/uk-today/16827-220406-1.html
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