発表によると、警部は7日朝、署で拳銃と実弾を受け取り、市内の交番を巡回。8日朝に勤務を終えて拳銃を返却する際、複数の実弾を入れた透明の袋(約10センチ四方)の紛失に気づき、報告した。

 同署が交番の防犯カメラを確認したところ、7日昼に自転車に乗った80歳代の男性が路上に落ちた袋を持ち去っていたことが判明し、男性宅で回収した。袋は自転車のかごに置いたままで、男性は「実弾とは思わなかった」と話しているという。同署によると、規定では拳銃を携帯する時は、実弾を装填(そうてん)しなければいけないが、警部はしていなかった。手塚真司副署長は「拳銃の厳正な取り扱いについて指導を徹底したい」としている。