「ハンマーで自分の手をたたけ」 大阪の障害者施設で入所者虐待


 大阪府茨木市の障害者グループホームで2021年11月、女性職員が入所者の女性に対し、自らの手をハンマーでたたかせていたことが市や施設への取材で判明した。女性は軽傷とみられる。市は虐待にあたると判断し、施設を行政指導した。

 同市福祉指導監査課によると、21年11月4日朝、女性職員が「ハンマーで手をたたけと言ったらたたくのか」と声を掛けると、入所者の女性は自らの左手甲をハンマーでたたいた。女性職員は「包丁で腹を刺せと言ったら刺すのか」とも言ったが、女性が包丁を手にして自分の腹に向けたため、止めたという。
https://mainichi.jp/articles/20220413/k00/00m/040/035000c