ロシア若手アイスホッケー選手が海外で手術拒否されたことに元代表スターが怒り「人種差別だ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c852e5deb8dc37dc804ad73ff3346e75ac541b0


フィンランドでロシア侵攻反対のデモする人たち(ロイター)

 ロシアの若手アイスホッケー選手が、フィンランドの病院で手術を拒否されたとクラブ関係者が明かし、波紋を広げている。

 ロシア「チャンピオナット」によると、同国のプロアイスホッケークラブ「サラバット・ユラエフ・ウファ」のゼネラルディレクター、リナト・バシロフ氏は、ユースチームの選手が体調を崩し、クラブと長年付き合いのあったフィンランドの病院で手術を行う計画があったが、突然断られたことを明かした。

「電話がかかってきて『ロシア国民にはもうサービスを提供しない』と言われた。私たちにとって良い兆候ではない」とバシロフ氏は語っている。手術の箇所や名前については触れていない。

 ロシア軍によるウクライナ侵攻で世界中から非難を浴びているロシア。制裁の一例とも言えるのだろうが、ロシアではこの事実に猛反発。

 元アイスホッケーロシア代表のスター、マキシム・スシンスキー氏は同メディアに「もう人種差別としか言いようがない。フィンランド人はどうしてこんなに意地悪なんだ? これはスポーツでも政治でもなく人間的なことだよ」と、怒り心頭。有名コメンテーターのドミトリー・グベルニエフ氏も「フィンランドの医者は頭がおかしい」とクレームを付けるなど、物議をかもしている。

 国際大会出場停止が続くロシアで、新たな課題浮上と言えそうだ。