黒田東彦日銀総裁は18日、衆院決算行政監視委員会で「大きな円安や急速な円安はマイナスが大きくなる」と発言した。日銀はこれまで円安は日本経済にプラスと主張し続けてきたが、円安に歯止めがかからない中、マイナス面にも言及して相場をけん制した形だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB181QZ0Y2A410C2000000/

20年ぶりの円安が進むなかで、日本経済が急速に老け込んでいる。

国家の盛衰を表すとされる国際収支発展段階説。資源高で貿易赤字が続く現在の日本は、海外からの利子や配当で貿易赤字を賄って経常黒字を保つ「成熟した債権国」に変貌した。貿易赤字が膨らみ経常赤字となれば最終段階の「債権取り崩し国」にいたる。産業構造の転換が進まず、老化が加速している。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60080630Y2A410C2MM8000/