魚に使われたクスリをAIで判定できるようです。

ロシアのサンクトペテルブルク大学(SPbU)で行われた研究によれば、クスリ漬けにしたゼブラフィッシュの行動をAI(ニューラルネット)に学習させたところ、魚の動きを見るだけで、使われたクスリをある程度予測できるようになった、とのこと。

研究ではMDMAやLSD、メスカリンなどの幻覚剤やコカインなど有名な違法薬物に加え、ケタミンなどの麻酔薬や身近なニコチンやカフェイン、エタノール(酒)など幅広い薬物がゼブラフィッシュに投与され、行動パターンの解析が行われました。

もし同様の仕組みが人間にも応用できれば、違法薬物を使った人間を街頭カメラなどで即座に発見すること可能になるかもしれません。

研究内容の詳細は『Progress in Neuro-Psychopharmacology and Biological Psychiatry』にて掲載されています。

https://nazology.net/archives/107894