「ネットポルノ依存症」という大問題が、いよいよ世界を揺るがしはじめた

いま、世界では「ネットポルノ依存症」が大きな問題になっている。
なぜポルノ中毒に陥る人が増え、そこにはどのようなメカニズムが働いているのか。

インターネットポルノ依存症
binge(ビンジ)は「限度を超えて熱中する(浮かれ騒ぐ)」の俗語で、欧米では若者たちがパーティでbinge drinking(ビンジドリンキング)し、酩酊して性交に及ぶことが社会問題になっている。日本ではあまり知られていないが、インターネットポルノのbinge watching(ビンジウォッチング)もはげしい議論になっている。

一般にポルノの弊害というと女性や子どもへの性暴力につながることが懸念されるが、強迫的なポルノ利用について警鐘を鳴らしつづけた医師のゲーリー・ウィルソン(2021年5月死去)は、思春期以前からポルノ漬けになった若い男性が、ED(勃起不全)や女性との通常の性的関係に深刻な障害を抱える可能性を指摘している。

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